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切れ味抜群 GROBAL-PRO 牛刀

我が家で20年以上使っている包丁 GROBAL-PRO 牛刀

先日、初めて研ぎ直しに出しました。
10日ほど経って返ってきたらもう、切れる切れる。

実を言うと、ここ数年まったく研いでいませんでした。それでも実家の包丁などよりよっぽど切れていたのですが、メーカー公式の研ぎ直しサービスがあることを知り、お願いしてみたところ・・・・

ぅおおおおおー。異次元の切れ味ですぅーーー。

というか、本来こうだったのですね。初期の頃の感動を思い出しました。

「これはぜひ広く世の中に伝えねば」というレベルだったので、その特徴・使用感などをレビューの上、オススメモデルをご紹介したいと思います。

GLOBALの特徴

刀身と柄が一体になったオールステンレス構造
刀身の材質はモリブデン・バナジウム。手術用のメスにも使われるステンレス系の鋼材です。
今でこそ珍しくないステンレス一体構造ですが、グローバルの発売は1983年。奇抜すぎて当時は売れず、展示会で出展したヨーロッパで評価され、逆輸入のような形で日本に広まりました。

良い点

切れ味

抜群。
としか言いようがありません。
切るのが楽しいレベルです。
楽しすぎて意味なくトマトを薄く切ったりしてみます。

グローバルならここまで切れる

切れない包丁だと、押し潰すような感じになってしまう完熟トマトもグローバルだとすーっと入っていきます。

耐久性

優れています。
柄が木の場合、水による侵食で腐ってしまい、みすぼらしい感じになったり、最悪刃が抜けることがありますが、グローバルはステンレス一体構造なので抜け落ちる心配がありません
20年以上ほとんど毎日使っていますが見た目は写真の通り。使用に際して不具合もありません。
研ぎ直しサービスで包丁全体の研磨もしてもらったのでピカピカになり、1ミリ程度の刃こぼれも直りました。今は新品同様です。
ただ、刀身と柄の境目あたりに少しだけ腐食が出ました(写真で少し白くなっている部分)。これはこの部分の水気をきちんと拭き取っていなかったことが原因と思われます(心当たりあり)。これは研磨では直らないとのことですが、今後は水気をきちんと拭き取って保管するように心がけ、ひどくならないようにします。

衛生面

一体構造なので汚れや水が溜まりづらく衛生的です。

デザイン

美しい!!!
かつ、使いやすいです。
柄部分のドットがアクセントかつ滑り止めになっていて、手にもしっかり馴染みます。

メンテナンス

メーカーの研ぎ直しサービスがあるので安心です。
東京六本木直営店への持ち込み、または新潟本社工場へ送ります。
研ぎ直し係の方と何度かメールでやり取りをしましたが、こちらの質問などにも丁寧に答えてくださり、製品だけでなく対応も素晴らしいと思いました。

うちの包丁の研ぎ直し料金は1,650円(税込)でした。料金や包丁の梱包方法などについては こちら

専用のシャープナーもあります。ただ、私は使ったことがありません。
数年前までは夫が砥石で研いでくれていたのですが、ここ数年は放置状態。それでも実家の包丁より切れていたなんともすごい包丁です。普段はシャープナーを使って、それでも切れ味が戻らなくなったら研ぎ直しに出すのが一番良いのでしょうね。

悪い点

なし。
なのですが、所有しているGROBAL-PRO 牛刀 は刃の部分のみで20センチほど(刃渡りという言い方をすれば、もう少し長いのかもしれません。一体構造なのでどこまでを刃渡りとするのか私にはよくわからないのです)。
通常の三徳包丁などに比べると長いので、慣れるまで少し怖い感じ・扱いづらい感じがしました(今はまったく問題なし)。そもそも海外の需要に沿って作られた、しかもプロユースなので、一般家庭で普通に使うにはこの長さは不要なのかもしれません。

GROBAL-PRO から GLOBAL-IST へ

GROBAL-PRO、本当に買って良かった。我が家の一生モノと思っているオススメの包丁です。
しかし・・・
「同じものが欲しい」と思ってくれた人がいたらごめんなさい、残念ながらGROBAL-PROは2015年に廃盤になってしまったのです。
でも、安心してください。
日本の家庭で使いやすいように開発されたGLOBAL-ISTというシリーズに、それは引き継がれています。
GROBAL-PROシリーズはモノにこだわる男性などには人気だったのですが、一般にはあまり受け入れられなかったようです。そこで、PROの系譜を受け継ぎながら、日本の食文化に合うように開発されたのが国内限定モデルGLOBAL-ISTです。

GLOBAL-ISTは、日本の家庭で本格的な料理を目指せるように開発した日本国内限定モデルです。刃付け・柄の形状・重量など単体設計を見直し、厳選したラインナップから必要最低限の組み合わせで、和食から洋食まであらゆる料理に対応できます。

GLOBAL ホームページより

シリーズの軸になるのが刃渡り19センチの万能包丁。
海外で一般的な牛刀と、日本で一般的な三徳包丁のちょうど中間のデザインで多用途に使えます。

私がGROBAL-PROを使った当初、長いと感じた刃渡りがGLOBAL-ISTでは少し短くなっています。

もう1本買うなら・・・

うちでは牛刀のほかにペティナイフを使っています。
普通の包丁を使うのが仰々しいと思われるとき、野菜の皮むきや果物のカット、飾り切りなどの細かい作業に便利です。

まとめ

切れ味抜群・お手入れ簡単・見た目よし。
すでに20年以上使っていますが、ダメになる気配がまったくないGLOBAL。
どんな包丁を買えばいいか迷っている方がいたら、ぜひオススメしたい包丁です。

最後にひとつご注意ですが、GLOBALに関する口コミの中に「切れない」という、私には信じがたい感想を見つけることがあります。実はGLOBALには通常モデルのGLOBALと私がオススメするGLOBAL-ISTの2種類があり、その口コミの主は通常モデルの方を使っているのかも知れません。
双方のモデルの特徴についてはGLOBALのホームページに記載があるのでご参照ください。

GLOBAL / GLOBAL-IST の違い

どちらのモデルもそれぞれに利点がありますが、感動の切れ味を体感したいのであればGLOBAL-ISTをオススメします。