お正月、実家に帰って来ました。

実家にはチビという名のねこ(14歳、つぶ の子供)がいます。
半年ぶりに会いましたが、ちゃんと私のことは覚えているようです。
(知らない人がくるとどこかに隠れるらしい)

さっそくあいさつ、というか、すりすりされます。
私のリュックやら足やらにゴリゴリと自分のニオイをつけています。

「おうおう、かわいいねぇ」

「ん? あんたそのヒゲ長くない?」

「やっぱ長いよね?」

「ほら、長いよ」(しかも1本だけ)

あんまり顔を洗わないから刺激がなくて、本来なら抜けるはずのヒゲが抜けないとか?
病気じゃないよね? どーなの、一体?

気になったので ねこのヒゲ 長い と、検索してみたところ『ねこのヒゲは長いほど優秀』なる説が。
は? そうなの?
まぁよく読むと「ヒゲは障害物を察知したりセンサーの役割を果たすので、長い方が得られる情報の範囲が広がる → よって長い方が優秀、と考える人もいる」という程度のことらしいですが。

病気じゃなければよかったよ。害がなければそれでいいよ。

あ、でも、「このねこ優秀だな、わかってるな」って、思うことはたまにあります。

この帰省の最終日に母が「お経をあげたいんだけど節がわからない」というので、私が代わりに読んでみた時のことです。
(般若心経はよく聞くお経だし、昔実家にはお経のテープがあり、たまに父が仏壇の前でそれを流していたので、私はそらんじることはできませんが節はなんとなくわかります)

仏壇の前中央に私が座り、左横に母。二人で本を見ながらお経をあげはじめました。
すると、寝ていたチビがにゃあにゃあと鳴きながらやってきて、私の右横に来た気配がありました。
お経が終わり右横を見ると、チビが神妙な顔で仏壇を見てお座りしていたのです。

↑ こんな感じ(写真がないのが残念)

「うわぁ、チビも一緒にお参りしてたよぉ」
と、ちょっと驚きました。
お参りという行為を理解しているとは思いませんが、何かしら感じてはいるのかな、わかっているのかな、と思いたくなります。
私と母が立ち上がっても1分くらいそこにそうしていました。

↓ ちなみに普段はこんな感じ。

仏壇の前の、多少ありがたげな座布団で平気で寝ています。

お経をあげている最中の様子を後ろから撮ったら、3人並んだいい絵になったと思うのですが、なかなかそううまい具合には行きませんね。