はじめまして。夫です。
「せっかく高いスマホを買ったのだから、説明を兼ねたブログを1本書きなさい!」と妻からとってもやさしく勧められたので、今回は代打出場です。
そろそろ機種変更を考えカタログを眺めていた時、目に飛び込んできたそのXPERIAには、3つ並んだレンズの隙間に「ZEISS T︎*」の文字が誇らしげに入っていました。
「ゲッ! ツァイス!! このスマホのカメラ、カール・ツァイスレンズなのか!!」SONY の2020年春夏モデルのフラッグシップ・5Gスマートフォン、XPERIA1 II(エクスペリア1 マーク2)です。
カール・ツァイスといえば、一眼レフカメラの名機、コンタックスなどに搭載されていた憧れのレンズ。フィルムカメラ時代には「暗室の中で浮かび上がってくる画像を見ただけでツァイスレンズで撮影したか否かがわかる」といわれていたほどなんです。しかもレンズ透過率を上げる独自のレンズコーティング、「T︎*(ティースター)コーティング」までも施されています。
ついにXPERIA 1 IIを購入
もう他の機種は目に入りません。さっそく妻に相談することにしました。
「新しいスマホさ、これがいいんだけど……」
「へえ、新しいXPERIAね。いくらするの?」
「うっ、えっと、たしか、 じゅ…ぅに… ま ぇん くらい」
「えっ、じゅ、12万円!! 」
こういう時は買ういいわけが先行するもの。「高いけど、あのツァイスレンズなんだよ。 3年ローンで、スマホおかえしプログラムを使えば1年分は払わなくていいし、最新機種だから色々なキャンペーンがあってお得なんだよ。」
もう必死です。渋い顔しながらも結局、買ってもらえることになりました。少しでも安く上げるため、機種変更手続きは自分たちで行うと決め、そりゃあ調べましたよ。(そのあたりのことは妻が書いているようですね)
ガラケー時代から発売前のモデルを予約するのは初めての体験。待つのが長かったこと。コロナの影響で発売日からさらに6日も遅れてやっと到着しました。スラッと細長いデザイン。もうね、なんかオーラが違うんですよ。先に購入していたシュピゲン/spigenのカバーと保護ガラスを貼り付けて、準備はOKです。
近年の同シリーズに搭載されている、サイドセンス(よく使うアプリを表示する)や、マルチウィンド(2つのアプリを同画面に映し出す)などはしっかり継承されています。そしてこのスマホの真髄が「Photo Pro」というアプリ。写真撮影時にマニュアル設定ができるんですよ。操作パネルなどもう撮影機材そのもの。その気にさせてくれるカッコよさです。つい先ほどまで「おいしいネギチャーシューの作り方」を映し出していた画面だとはとても思えません。
さっそく撮影してみた!
とにかく、撮影してみましょう。被写体は、私の自慢の愛車、アストンマーティン・ヴァンキュッシュ。そう映画 “007ダイ・アナザー・デイ” で使用されたあのボンドカーなんです。中古で購入しました。キレイに掃除して、苦労してスタジオに入れて、いざ撮影。
安っぽくならないように露出補正をちょいマイナスに設定。「おおっ アストン、カッチョいい!」と、自画自賛。完全に冷静さを欠いています。アスペクト比(縦横比)も、中判カメラやコンパクトカメラでおなじみの「4:3」の他に、35mmフィルムと同じ「3:2」、超ワイドな「16:9」、正方形の「1:1」と4つの中から選べるようになっているので、自由な作品作りができそうです。もはやスマホのカメラを超えている印象ですね。もちろん、通常のカメラアプリ(これも十分に優秀)もあるので、急いで撮る時なども問題ありません。
何カットか撮影してテスト撮影は終了。3分で撤収します。えっ? なんでそんなに早いのかって? だってこの車、ミニカーですもの。スタジオっていったって、場所がないから布団の上にセットを組んだんですから。見えないでしょ ほほほほ。
ところで、このスマホを手に入れてからずっと気になっていたことがありました。3つ並んだレンズ(大三元というらしいですね)がボディから出っ張っているのです。カバーで一応保護してくれますが、落としてツァイスに傷でもついたら大変です。で、ネットで検索するとちゃんと保護ガラスが売ってるんですね。知りませんでした。でも、せっかくのT︎*コーティングの上に保護ガラスを貼るなんて。う~ん。 悩んだ末に結局買うことにしました。自分の小市民さに情けなくなります。
とにかくこの新型XPERIA、大満足です。ただ、このカメラには致命的な欠点が。撮影中「ここぞ ! 」という時に電話がかかってくるんですよ……